ザ・タワー ~刑事サラ・コリンズの捜査~(日本語吹替版)

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作品詳細

世界70エリア以上で放送され大ヒットした英国ミステリー!
実際にロンドン警視庁の殺人課で8年間刑事を務めていた作家ケイト・ロンドンのデビュー小説の映像化。すでにシーズン3の制作も決定した話題作!

ベテラン警官と10代の少女が、ロンドンの高層ビルの屋上から転落して死亡した。屋上には新人警察官のリジー・アダマと5歳の少年が残っていたが、数時間後、リジーは姿を消す。DSI(特別捜査局)のサラ・コリンズは、事件の真相を探るべく捜査を進めるうち、複雑で多様性にあふれた都市警察の闇を目にすることになる。

【あらすじ】
ロンドン市内の高層ビル“ポートランドタワー”で重大事件が発生。DSI(特別捜査局)のサラ・コリンズ巡査部長とスティーヴ・ブラッドショウ巡査が現場に到着すると、屋上から転落した警察官ハドリーとリビア移民の少女ファラの遺体があった。屋上にはリジー・アダマ巡査と5歳の男児ベン、通報したキーラン・ショウ警部補がいた。(全3話)

CAST

  • サラ・コリンズ役
    ジェマ・ウィーラン



  • スティーヴ・ブラッドショウ役
    ジミー・アキンボラ



  • リジー・アダマ役
    タヒラ・シャリフ



  • キーラン・ショウ役
    エメット・J・スキャンラン



INTERVIEW

1月12日から日本初放送となる英国ミステリー『ザ・タワー ~刑事サラ・コリンズの捜査~』。主人公のサラ・コリンズ役の声を担当した木下紗華さん、物語のキーマンとなるキーラン・ショウ役を担当した三上哲さんにインタビュー!

 

 

―最初に、ドラマをご覧になった感想をお聞かせください。

 

木下 刑事ものというと、派手な作品も多いですが、この作品は全体的な流れが静かなんです。イギリスらしいドラマだなと思いました。

三上 そうですね。最初の事件が起きてからは淡々と物語が進んでいくのですが、警察内部の人間関係がリアルで引き込まれます。

木下 そうですね。原作者のケイト・ロンドンさんが、ロンドン警視庁殺人課の刑事だったということで、我々が知らないようなリアルな部分が描かれています。

 

―DSI(特別捜査局)の警視サラ・コリンズ役の木下さん、同じく刑事であるキーラン・ショウの三上さん、それぞれの役について教えてください。

 

木下 サラは頭のいい人で、頭で整理したことをすぐ言葉に出すようなキャラクターなんです。このドラマは会話が中心で、しかも彼女は早口で説明しているシーンが多いので、伝わりやすさは意識しました。

三上 僕のキーラン・ショウは、本心がわからないところに引き込まれる役なんです。ミスリードもあったりするので、なるべく余計な情報を足さないように注意しました。

木下 たしかにキーランは、いい人なのか、悪い人なのかもわかりづらいですね。誰が善で誰が悪なのか、途中までわからないところも、このドラマの面白さかなと。

三上 そうですね。真実はなんだ? と引き込まれながら楽しんでもらいたいです。

 

―声を当てた俳優さんのどんなところを意識しましたか?

 

木下 サラに関しては、あまり笑わない方なんです。ベテランの風格で、そんなに表情はないのですが、目力があるので、演じられている方の意志の強さは大事に表現したいなと思いました。

三上 キーランは意外と台詞のないところの表情が特徴的だったりするので、そこからつながるように表現したいなと。すごく嫌な顔をしている時もあるので、そういう心象風景から台詞につながるように意識しました。ちょっとクセ者というか、楽しいですね、こういう役は(笑)。

木下 第1話のキーランは大人しいですが、2~3話になると、いろいろありますね(笑)。

三上 そうですね。僕、ベッドシーンもありましたね(笑)。

木下 ありましたね。物語が動き始める、ちょっと大事なきっかけですね。

三上 そうですね。3話まで行くと、キーランが……。あ、ネタバレですね。一気に観られるので、僕たちもシーズン2が早く観たいです。

 

―声優さんのお二人から、吹替版で観る面白さを教えてください。

 

木下 やっぱり字幕を追わなくていいから、役者さんの表情に集中して見られることですね。

三上 だから、吹替の方が、受け取れる情報量が多いって言いますね。

木下 特に今回みたいな会話劇は、早口ですからね。

三上 早かったね、今回(笑)。

 

―外国映画の声をあてる面白さはいかがですか?

 

木下 技術職が光るところ、役者さんの口の形とか、そういうところを細かく見ながら当てるのが外国映画の面白さだと思います。

三上 そうですね、呼吸を合わせるというか。体の状態だとか、呼吸のリズムが速いのか遅いのか、そこは意識しています。

木下 何かに触っているシーンなら、触っている感じを実際に感じながら、エアですけれど。

三上 触り方によって台詞も変わるしね。ヒントは映像の中にいっぱいあるので、それをどれだけ拾って体を通して出せるか。

木下 そうですね。その作業を楽しめるかどうか、だと思います。

 

―最後に、視聴者の皆さんに見どころを教えてください。

 

木下 やっぱり三上さんのベッドシーンでしょうか(笑)。

三上 ありがとうございます。でも、そこはそんなに……(笑)。やっぱり全体として、サラに寄り添って見てもらうのがいいと思います。

木下 たしかに、そこから、いろいろな人のいろいろな面が見えてきますね。よさそうな人だなと思っていた刑事さんが実は……とか。

三上 サラの目線でいろいろわかってくるので、中には誤情報? みたいなことも混ざっていたりして、振り回されながら見てもらえたら楽しいかなと。

木下 情報が多いので、まずは吹替で整理しながら観ていただくと、いいかもしれないですね。

三上 そうですね。全3話だから、僕は一気に見て、もう一度見直してほしい。

木下 あの時のあれはって。

三上 そう、そういうところもあるから、見直すと面白いと思います。それだけ見応えのある作品だから。2回、3回と観て、内容がしっかり入ったら今度は字幕で。

木下 その楽しみ方、いいですね!

 

 

木下紗華
声優・俳優。主な声の出演作に、映画『AVA/エヴァ』、海外ドラマ「ヴァンパイア・ダイアリーズ」、韓国ドラマ「奇皇后」、アニメ「僕のヒーロー・アカデミア」、ゲーム「ファイナル・ファンタジーXV」など。映画「トワイライト」シリーズをはじめ、クリステン・スチュワートの吹替としても知られている。

三上哲
声優・俳優。主な声の出演作に、アニメ「ゴールデンカムイ」、「さんかく窓の外側は夜」、「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル」、海外ドラマ「ダウントン・アビー」シリーズなど。ドラマ「SHERLOCK」シリーズや映画「ドクター・ストレンジ」など、ヴェネディクト・カンバーバッチの吹替でも知られている。

 

取材・文:多賀谷浩子
撮影:宮田浩史

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