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木下惠介[1912〜1998]

映画監督。静岡の生まれ。本名、正吉。「花咲く港」で監督デビュー。 庶民の生活や情感を温かなまなざしで描いた作品を多く残す。テレビでも情愛あふれたドラマを提供し人気を集めた。 代表作は、初の国産カラー作品である「カルメン故郷に帰る」のほか、「二十四の瞳」「野菊の如き君なりき」「喜びも悲しみも幾歳月」など。平成3年(1991)文化功労者。

今はアイドルグループの全盛時代ですが、あおいさんが在籍した初代「ジャニーズ」はアイドルグループの草分け的な存在でした。 そこから俳優に転じて木下惠介アワー 『おやじ太鼓』で俳優デビューした経緯を教えてください。

「ジャニーズ」で一生懸命やっていた歌も踊りも、基本は芝居だと気付いて劇団四季の研修生になりました。 そこでは演技の勉強というよりも雑用をこなしながら、演技とは何かを教えてもらう感じでした。その一年後に木下惠介監督と出会って『おやじ太鼓』に出演させていただいたのですが、 それは今でも本当に幸運な出会いだと思っています。

それから立て続けに『3人家族』『兄弟』『二人の世界』そして初主演の「冬の旅」に出演することになるわけですが、俳優になっていかがでしたか。

9歳から20歳にかけてのころですから、チャレンジ精神が横溢していて恐いもの知らずでしたね(笑)。木 下監督からは「心がにじみ出てくるような演技を・・・」と言われて、常にそのことにこだわっていました。木下監督の繊細な演出にこたえられるように懸命でしたが、演じるのを楽しんでもいました。

今からドラマを見る視聴者にメッセージをお願いします。

パソコンもスマートホンもない時代の若者たちがどんな青春を過ごしていたのか、どんな恋愛をしていたのかを知ってほしいですね。 もう半世紀近くも前のドラマですが、青春や恋愛の本質は今でも変わらないと思います。現代は人間関係が希薄になりつつあると言われていますが、 当時の恋人同士や家族の濃厚な人間関係も今と比較しながら楽しんでいただきたいと思います。