作品詳細
笠置シヅ子が「ブギの女王」と呼ばれるきっかけとなった「東京ブギウギ」(作詞・鈴木勝 作曲・服部良一)が主題歌として、レコード発売前にスクリーンに初登場! 笠置シヅ子は「センチメンタル・ダイナ」を歌い、轟夕起子が「雨のブルース」(作詞・野川香文 作曲・服部良一)を歌う。池部良、若山セツ子、藤原釜足たち、戦前から活躍してきたスター、戦後の新人たちが共演した音楽映画。
【あらすじ】
年末の宝クジ抽選会で賑わう有楽町「東京座」。その劇場の隣にある新聞社の映画・演劇担当記者・早坂三平(池部良)が取材にやってくる。幸運な100万円当選者は誰か? 一方、戦前からショウビジネスの中心だった「東京座」が今夜を最後に閉館。その後に関西の成金・山岡(新藤英太郎)がキャバレー建設を目論んでいた。そんな事情を知らないオペラ歌手・三村珠子(轟夕起子)、ジャズ歌手・淡島蘭子(笠置シヅ子)、歌劇スター・橘薫(本人)たちが、劇場最後の夜を惜しんでステージで歌い続ける。その夜、東京は暴風雨に見舞われ、交通機関がストップ。「東京座」の観客は帰宅難民となり、劇場で一夜を明かすことになるが…。