女タクシードライバーの事件日誌7「小さな乗客 断ち切られた家族の絆」

作品詳細

女性タクシードライバーが同僚や客を巻き込んだ殺人事件を追うサスペンスドラマシリーズ第7弾!

タクシードライバーの春成衿子は営業所を挙げて取り組んでいる「子育てタクシー」の仕事に充実感を覚えていた。子育てタクシーとは養成講座と保育実習を受けたドライバーが妊婦の外出サポートや子どもの習い事の送り迎えなどをする試みで、課長の大城が雑誌の取材を受けるなど話題にもなっていた。ある日、大城の孫・耕平の送り迎えを頼まれた衿子は二つ返事で了承する。ところが、英会話教室に向かうはずの耕平から芝浦に連れて行ってほしいとせがまれる。聞けば日曜参観のお知らせを父・周一に渡したいというのだ。困った衿子は大城に相談する。周一は一年前に大城の娘・由紀子と離婚していた。しかし孫の自発的な申し出に大城は言うとおりにしてほしいと頼む。衿子と耕平は、耕平の記憶を頼りに周一が住むアパートにたどり着いた。しかし周一と出会い短い会話を交わした直後、周一は国際投資会社社長・吉本徹男殺しの重要参考人として、耕平の目の前で警察に連れて行かれてしまう。

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