<シネマ歌舞伎>『日高川入相花王』

作品詳細

新たに坂東玉三郎自身の監修のもと最新技術を駆使して 補正・調整を行ったサウンドリマスター版がTV初放送!

熊野の庄司の娘清姫は、恋する安珍を追って日高川の渡し場にたどり着きますが、安珍に言い含められた船頭は、船を出してくれません。激情に駆られた清姫の上半身は鬼女、下半身は蛇となり、日高川を泳いで渡って行きます。

人形浄瑠璃における「道成寺物」の代表作で、歌舞伎では、清姫を人形振りで見せるのが趣向となっています。鬼と化すほどの清姫の妄執ぶりを、人形そのものの無表情な顔と無機的な身体の動きで表現するのが、大きな見どころ。
(平成17年10月歌舞伎座「十月大歌舞伎」)

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