●「ホームドラマチャンネル」で4月「トンイ」、5月「馬医」、6月「イ・サン」と3作連続で放送します。
私のドラマがたくさん放送されると聞いて、演出者としてとても光栄に思います。至らない点もあるかと思いますが、ドラマを見る楽しさやためになる内容が盛り込まれた作品ですので、おそらく視聴者のみなさんがご覧になって後悔なさることはないと思います。

〈トンイ〉について
●『トンイ』はどんな作品ですか?
『トンイ』は私の演出作の中で女性を主人公とした二番目の作品でした。『トンイ』の舞台となった時代は、韓国の歴史の中で最も興味深く、おもしろい事件がたくさん起こりました。韓国時代劇の舞台として、最も多く扱われた時代なんです。その時代を生きたチャン・ヒビンの物語、イニョン王妃の物語、粛宗の物語が最も多くドラマ化されました。『トンイ』はその時代を舞台としているので、とてもおもしろい物語です。韓国でも大変人気がありましたし、身分の低い女性と王様のラブストーリーということで、日本のみなさんもとてもドラマティックなイメージを持たれたようです。そのうえ史実に基づいており、トンイの息子である英祖は朝鮮時代に民を最も愛し、名君として知られる王様です。トンイという人物が低い身分から王の母になるまでの過程が描かれた、とてもドラマティックな作品です。

〈馬医〉について
●今だから話せるエピソードはありますか?
チョ・スンウさんはこの『馬医』がドラマ初出演作でしたが、素晴らしい演技を魅せてくれました。その後もドラマに沢山出てくれたらいいのになぁ、と思っていますが、あまり出ません(笑)。ミュージカルや映画を中心に活動しているのでドラマをあまりやらないんです…。それがちょっと残念です。

●『馬医』の視聴ポイントを教えてください。
『馬医』は朝鮮時代に初めて外科手術を行った人物の物語です。獣医から人間の病気を治す医師となり、王の主治医になったペク・クァンヒョンという顕宗ので時代に実在した人物を描きました。今の時代、獣医はとても重要な存在ですが、昔の獣医は好待遇を受けられませんでした。医師ですら軽視されていた時代ですから、獣医は言うまでもありません。およそ400年前の朝鮮時代の組織である司僕寺(サボクシ)という官庁では獣医をどのように育てたか、そして最初の外科医ペク・クァンヒョンについてドラマにした意義深い作品です。

〈イ・サン〉について
●主演のイ・ソジンさんの印象は?
「イ・ソジンさんは最初、頑固なところがある俳優でした(笑)。ちょっとですけど。でも、『イ・サン』が終わってからとても謙虚になりましたよ(笑)。 韓国ではとても人気が高い俳優さんでしたが、『イ・サン』が放送されて、日本でとても有名になりましたね。

●『イ・サン』について教えてください。
朝鮮王朝の歴史の中には、ずば抜けて優れた業績を残した2人の王がいます。ひとりはハングルを作った世宗、もうひとりは朝鮮後期に素晴らしい文治政治を行い、民を愛した人物、正祖です。正祖は、世子だった頃から暗殺の危機にさらされ、即位してからも刺客たちに命を狙われたり、朝鮮時代の王の中で特にドラマティックな人生を歩んだ王様です。その素晴らしい人生を描き出したのが『イ・サン』です。韓国では、大統領選挙のたびに『正祖のような政治をする』と演説する候補者が現れるほど讃えられれている立派な王様のお話です。

【放送作品情報】
トンイ」(全60話)
[一挙放送][アンコール放送][ノーカット版][日本語字幕版][HD]

★放送日:4/12(水)スタート!
毎週(火・水・木)後0:15~2:00
※4/12(水)・20(木)・25(火)は~後1:45
※4/26(水)は後0:30~1:45

5月「馬医
[ノーカット版][日本語字幕版][HD]

★放送日:5/31(水)スタート!
毎週(水)後3:15~4:30 他

6月「イ・サン」
[一挙放送][アンコール放送][ノーカット版]
[日本語字幕版][HD]

★放送日:調整中

◆ハン・ヒョジュインタビューは ▶こちら

《イ・ビョンフン監督 プロフィール》
1944年10月14日生まれ
『ホジュン 宮廷女官への道』(1999年)で
時代劇史上最高の視聴率を記録。
その後、『宮廷女官チャングムの誓い』『イ・サン』
『トンイ』などを手がけ、アジア全土に 韓国時代劇
ブームを巻き起こした、韓国時代劇の巨匠。



「トンイ」特設ページ

「馬医」特設ページ

『イ・サン』特設ページ