●『飛魚高校生』が日本で放送される感想をお聞かせください。
とても光栄です。自分の出演する作品が他の国で放送されるなんて想像もしていなかったので、とても嬉しいです。日本の皆さんがこのドラマを観てどんな感想を持たれるのか知りたいです。

●アーロンさんが演じたワン・アータイはどんなキャラクターですか?
彼はとても衝動的で熱いキャラクターです。そのため同じ水泳部の部員と衝突することがありますが、考え方はとても単純で、水泳部のことであれば自分がまっさきに出て行って解決しようとするんです。水泳に対してとても情熱を持っているキャラクターです。

●アーロンさんご自身とアータイの性格は似ていますか?
僕とは全く違いますね。僕はアータイほど衝動的ではないです。

●ドラマへの出演が決まって何か準備したことはありますか?
水泳の先生にいろいろと指導を受けました。水泳は好きでしたが、専門的にやっていたわけではないので、改めて泳ぎ方を勉強しました。

●もともと水泳は得意だったのですか?
はい。ライフガードのテストを受けたりもしましたが、水泳の大会に出るような経験はなかったので、水泳選手らしい泳ぎ方ができるように勉強したんです。

●海やプールなど水辺での撮影が多かったと思いますが、印象に残っている場所はありますか?
宜蘭の海での撮影が印象に残っています。海を泳ぐ撮影だったのですが、足がつかない深さだったので、常に監視員がついて僕達の状況を見守っていました。海にはクラゲが沢山いて、刺されると痛いし、腕や足に赤いミミズ腫れができてしまって大変でした。腫れてしまうと撮影ができなくなってしまうので、みんな刺されるとすぐに船にあがって応急処置をするようにしていました。

●その海でのシーンも大変そうでしたが、他にも大変だったシーンはありますか?
あります!僕が演じたアータイは水泳部のキャプテンで、他の部員とキャプテンの座をかけて競うシーンがあるのですが、その撮影がとても大変でした。そのシーンのために、7時間ずっとプールに入りっぱなしだったんです。指はふやけ、体は冷えてずっと震えていました。本当につらくて、『なんでこんな思いをして撮影しなきゃいけないんだ』と思っていました(笑)。でも実際にドラマが放送されたのを見て、やって良かったと思えました。

●好きなシーンを教えてください。
僕達、晴空高校水泳部が優勝したシーンが気に入っています。メダルを獲った瞬間、みんなで抱き合って喜びました。それまでずっと練習してきたことで、素晴らしい結果を出せたことに込み上げるものがありました。それはドラマの中でのシーンですが、メダルを手にして本当に感動したんです。テレビ放送された時にそのシーンを見た時も、また感動してしまったくらいです。ずっと練習を積み重ね、大変な撮影も乗り越えてきたという現実が、そのシーンと重なったんだと思います。

●水泳部のコーチ役であるワン・チュアンイーさんとの共演はいかがでしたか?
チュアンイーさんは素晴らしい俳優であり、大先輩です。演技を始めた途端、周囲の人をその役に引き入れてしまう力があると思いました。ひとたびセリフを言うだけで、ガラリと雰囲気が変わるんです。さらにすごいと思ったのは、それまでみんなと楽しそうに笑って話していたのに、撮影のカウントが始まった瞬間、ぱっと表情を切り替えるんです。あれは本当にすごい。僕なんかその横で『笑っちゃダメ、笑っちゃダメ』って心の中で唱えていました。

●日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
これからもっと沢山の方が僕のことを知ってくれたら嬉しいです。そしてドラマ『飛魚高校生』を気に入ってくれたら嬉しい。『飛魚高校生』を観て僕のことが気になったら、インスタグラムやFacebookもぜひチェックしてくださいね。これからも沢山の作品に出演できるようがんばります。いつか日本でも仕事をしてみたいです。これからもぜひ応援してください。


【放送作品情報】
飛魚高校生」(全30話)原題:飛魚高校生~Swimming Battle~
[日本初放送][未DVD化][日本語字幕版][HD]

★放送日:3/2(木)スタート!毎週(木)深1:15~2:15 他
☆再放送:3/9(木)より 毎週(木)後6:00~7:00

アーロン・ライ/賴東賢
2月24日生まれ
身 長: 181cm
言 語: 中国語、台湾語、英語、フランス語
特 技: ラグビー、水泳

2012年にドラマ「剩女保鏢」で俳優デビュー、その後もドラマ、
映画、CMなど多方面で活躍。
最新ドラマ「飛魚高校生」では、
ワン・アータイ役を好演し、
今後の活躍にさらなる期待が寄せられている、
ブレイク必至の若手俳優。


撮影:Lung Yen Kun

飛魚高校生